2021/11/23文フリ東京の告知と「気になる!」サークルのメモ

どうも、稲田一声(17+1)です。

あさって2021/11/23(火祝)12:00〜17:00に第三十三回文学フリマ東京が開催されるのですが、そこで頒布される同人誌にいろいろ寄稿しているので、告知します。

また、Webカタログをチェックして気になったサークルも備忘録的にまとめました。みなさんの散財の一助となれば幸いです。

文学フリマ東京の開催情報はこちら↓

bunfree.net

なお、文学フリマ東京に来場される際は、朝の自主検温、マスクの着用、接触確認アプリの導入などの感染症対策へのご協力をよろしくお願いいたします。(くわしくは来場者向け案内ページをご確認ください)

 

【オ-04】SF文芸誌『Sci-Fire 2021』に寄稿しました

「SCI-FIRE(ブース番号:オ-04)」にて頒布されるSF文芸誌『Sci-Fire 2021』に、「掌の怨念」というSF短篇を寄稿しました。皮膚常在菌と、鯨の腹の中のお話です。意味もなく尻が光る叔父さんも登場します。正確には、尻以外の部位を光らせていない叔父さんです。他のひとたちは全身が光っています(鯨の腹の中はまっくらなので)(???)

『Sci-Fire』は、主にゲンロン大森望SF創作講座修了生が集まってつくっている同人誌なのですが、今号のテーマは『アルコール』です。

アルコール。それはひとびとに未知の知覚やいっときの忘却を与え、歓びと破滅をもたらす水です。この1〜2年で、飲食店での酒類の提供制限、Zoom飲み、アルコール消毒の習慣化など、アルコールとの関わり方も大きく変化したのではないかと思います。酩酊・消毒・燃焼・発酵といった、アルコールのさまざまな機序から着想した物語をお味わいください。

謎のマイクロノベル・食パン小説もあります(パン生地はアルコール発酵によって膨らむのです)。

また、ゲンロン大森望SF創作講座の回想録として、高丘哲次さんと遠野よあけさんのエッセイも掲載されています。SF創作講座応援ラジオ「ダールグレンラジオ」に一年間携わっていた身として、こちらもオススメです。

(ちなみに、今号では寄稿だけでなく編集作業にも参加しました)

 

【オ-26】接続されたSF誌『5G』に寄稿しました

「SF創作講座第五期生有志(ブース番号:オ-26)」にて頒布される『5G』に「祖母のひそやかな断面」というSF短篇を寄稿しました。タイトルの通り、祖母の隠された一面を孫が目撃してしまうお話です。世代間の断絶のお話でもあり、その断層を目の当たりにしていただけれれば幸いです。

(※上で引用したツイートにもあるように、本来のサークル名は「やんぐはうす」というらしいのですが、文学フリマのカタログ上では「SF創作講座第五期生有志」とあるのでそう表記しています)

『5G』は、ゲンロン大森望SF創作講座第5期生有志がつくった同人誌なのですが、下記の通りさまざまな企画が盛り沢山です。

  • 第5期受講生(稲田は聴講生でした)が過去のSF創作講座の課題にチャレンジ/リベンジしたSF短編群
  • 第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞された十三不塔さんのゲスト短編
  • 第5回ゲンロンSF新人賞受賞者+新人賞デビュー作家(第5期聴講生)の座談会
  • アンケート企画『実際どうだった? SF創作講座』
  • etc.

SF創作講座に興味のある人も、そうでない人もぜひチェックしてみてください。

 

「気になる!」サークルのメモ

文学フリマのWebカタログには、「気になる!」ボタンを押すことでサークルをお気に入り登録できる機能があります。自分がサークルチェックして「気になる!」ボタンを押したものを以下にまとめます(告知ツイートなどもセットでメモしておきたいので)。

ざっと確認しただけなのにめちゃくちゃ多い。でも、いつもいつもイベントが終わったあとになって面白そうな同人誌の存在を新たに知るんですよね……。

 

ア-31:LGTBQA創作アンソロジー

LGBTQAの創作アンソロジーOver the Rainbow』を刊行とのこと。

 

ア-32:李琴峰

芥川賞作家・李琴峰さんのブース。

 

イ-01:破滅派

SF創作講座関連では、高橋文樹さん、牧野楠葉さんが参加か。

 

エ-18:某高校編集部

『「もし「走れメロス」のメロスが無量大数、あるいはそれ以上、存在したら』気になる。

 

オ-04:SCI-FIRE

売り子もする予定です。

 

オ-11:三色集團 Tricolor Group

SF創作講座4期生の渡邉清文さんのサークル。創元SF短編賞・最終候補作の原型短編が載った既刊があるとのこと。

 

オ-12:アーカイブ騎士団

『幽霊屋敷小説集』気になる。

 

オ-14:反-重力連盟

SFアンソロジー『圏外通信 2021 裏』気になる。

 

オ-16:まつき屋

第12回創元SF短編賞を受賞された松樹凛さんのサークル。

 

オ-20:文文文庫

「酒✕百合」がテーマのアンソロジー『百合と酒』気になる。『Sci-Fire 2021』とアルコールつながりだ。

 

オ-24:ねじれ双角錐群

「群れ」をテーマにした短編アンソロジー無花果の断面』気になる。拙作「祖母のひそやかな断面」と断面つながりだ(?)

 

オ-26:SF創作講座第五期生有志(やんぐはうす)

接続されたSF誌『5G』に稲田一声も接続しています。委託本の『さく VOL.2』にもSF創作講座生が多数参加。

 

オ-29〜30:SF文学振興会

『SFG Vol.03 アジア特集』は購入済み。

 

オ-31:はるこん実行委員会

『剥奪する生』(エリザベス・ベア著 シライシユウコ装画・挿絵)気になる。

 

オ-32:手打ちそば四畳庵

本格ミステリーに大切なものを削っていく『オッカムの剃刀』シリーズ第3弾『ゆる密室□』気になる。

 

キ-23:薄禍企画

写真×掌編集『ひとひら怪談[水]』は購入済み。

 

コ-02:週末翻訳クラブ・バベルうお

『BABELZINE Vol.2』気になる。未邦訳翻訳小説全11篇+評論とのこと。

 

コ-07〜08:lotto140 & 爆弾低気圧

爆弾低気圧vol.5』にSF創作講座5期生の岸田大さんが参加とのこと。vol.4には4期生の古川桃流さんが参加されていましたね。

 

コ-19:桃鞜社

『浮気するゲイ・されるゲイ』がテーマのアンソロジー『桃鞜2021秋号』ちょっと気になる。

 

セ-01:傍点

長嶋有主催の俳句同人誌『傍点』の創刊号気になる。

 

ソ-37:奇書が読みたいアライさん

「全2巻のSFコミックはすべて名作!」SP気になる。

 

タ-09:LOCUST

「LOCUST vol.05 北海道」気になる。SF創作講座関連の人が多数参加か。

 

タ-19:双子のライオン堂出版部

『しししし4 特集中原中也』気になる。

 

タ-22:いぬのせなか座

いろいろ気になる。

(告知ツイート見つからず)

 

タ-25〜26:エクリヲ

最新号『エクリヲ vol.13』ちょっと気になるが、在庫僅少のため通販が確実なのか……。

 

タ-27:アレ★Club

新刊『アレ』Vol.10の特集「疑信―「信じること」の信を問う」ちょっと気になる。

 

タ-29:カモガワ編集室

『カモガワGブックスVol.3 〈未来の文学〉完結記念号』気になる。

 

チ-05〜06:奇妙な世界

『謎の物語ブックガイド』気になる。

 

チ-29:アニメクリティーク刊行会

『アニクリvol.4s アニメートされる〈屍体〉/葬送の倫理』『アニクリvol.5s 続・アニメートされる〈屍体〉/フィクションの政治』ちょっと気になる。

 

ト-01〜02:エリーツ

『ELITES Vol.4』気になる。

 

以上です。

それではみなさん、当日は東京流通センター 第一展示場でお会いしましょう。