2023/9/10「文学フリマ大阪11」の告知

2023/9/10(日)に、大阪のOMMビルにて「文学フリマ大阪11」という小説・評論・ノンフィクション・ZINEなどなどの展示即売会があります(入場無料)。そちらで頒布されるいくつかの本に自分の書いた小説が収録されているので告知します。新刊1冊+準新刊1冊(大阪初売り)+既刊いろいろです。

文学フリマ大阪11の開催情報はこちら↓

bunfree.net

なお、文学フリマ大阪11に来場される際は「新型コロナウイルスへの対応について」もご確認ください。

(各見出しの頭にあるのはブースの位置を示す番号です)

【E-47】鴨川エッチ研究会『暴力と破滅の運び手セレクション! ケモのアンソロジー』(新刊!)

動物、獣人、人狼、獣化など、いわゆる「ケモノ」を題材にした小説が8篇入ったアンソロジーです。主宰の暴力と破滅の運び手さんからお誘いを受け、私もニューサウスウェールズの怒れるネズミ」という12000字くらいの短編を寄稿しました。人間の言葉をしゃべる世にも珍しいネズミ・スティーボと出会ったことで、人生のスピードが大きく変わった男の物語です。ニューサウスウェールズはあんまり関係ありません。

かつての私がネズミの声に執着している様子です。

(そのわりには、この歌うネズミのイメージが『ベイブ』由来であることをつい最近まですっかり忘れていましたが……。テープを早回ししたような甲高い声で歌う小動物のキャラクター・登場作品を教えていただいた方々に感謝です。ありがとうございます)

同人誌の詳細はWebカタログをご覧ください。

また、こちらのツリーから各作品の試し読みができます。

【E-54】トランジ『トランジ 死者と再会する物語』(準新刊!)

故人AI×不死化社会アンソロジー『トランジ 死者と再会する物語』にも参加しています。第10回ハヤカワSFコンテストに文字通り連名で応募した連作短編集のパワーアップ版です。ゲンロン大森望SF創作講座の正規受講生・聴講生7人によって、四百年の時間の中で世界各地を舞台に、生と死をめぐる七つのエピソードが語られます。

私はエアホッケーの向こう岸」という短編を書きました。世界設定や各作品のあらすじなどの詳細はWebカタログをご覧ください!

トランジは今のところ通販の予定がなく、文フリに行くか渡邉清文さんに直接連絡しないと買えないっぽいので、この機会にぜひ……!

【E-03】Kaguya Books『なまものの方舟/方舟のかおぶれ』と『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(既刊)

井上彼方さんによる生物SFアンソロジー『なまものの方舟/方舟のかおぶれ』の文庫版が頒布されます。A5版と同じく、「ぶるぶるちゃん、お顔を上げて」という短編と生き物のコラムを寄稿しています。火星生まれのアパトサウルスにまつわる、ひと夏の思い出の話です。表紙にもキュートな姿が描かれていますが、さらに文庫版ではタケダルーコさんにイラストを新たに描いていただきました!

また、同じく井上彼方さんが編まれた『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(社会評論社)には、「人間が小説を書かなくなって」という短編が載っています。タイトルの通り、人間が小説を書かなくなったあとの世界を舞台にした、世界観の異なる8つの小さな物語です。

出店ブースのWebカタログはこちらです!

【E-52】Rikka Zine『Rikka Zine Vol.1 Shipping』(既刊)

日本、ブラジル、インド、中国、韓国のSF短編小説プラス論考を載せたZINE『Rikka Zine』創刊号に、「きずひとつないせみのぬけがら」という短編を寄稿しています。奇妙な蝉の抜け殻からはじまる、ひと夏の思い出の話です。(そういえば、この短編が中国語訳された件をブログにも書いておかないと……)

収録作品など詳細はWebカタログをご覧ください。

【J-04】未確認電波帯『貝楼諸島へ』(既刊)

架空の島々を舞台にしたアンソロジー『貝楼諸島へ/貝楼諸島より』。こちらは2分冊になっているのですが、その『貝楼諸島へ』のほうに「跡地だった場所」という掌編を寄稿しています。失踪した友人をマッチングアプリで偶然見つける話です。

出店ブースのWebカタログはこちらです!

というわけで

以上、よろしくお願いいたします……!