2023/5/21「文学フリマ東京36」の告知

どうも、稲田一声(17+1)です。

2023/5/21(日)に、東京流通センターにて「文学フリマ東京35」という入場無料のイベントがあります。小説・評論・ノンフィクション・ZINEなどなどの展示即売会です。

文学フリマ東京36で販売されるいくつかの本に、自分の書いた小説が収録されています。数えてみたら4つのブースで5冊の本が出るみたいです(うち2冊は新刊、1冊は既刊の文庫化です)。追記:『Rikka Zine vol.1 Shipping』の委託販売もありました。

というわけで、以下にまとめて告知します。

文学フリマ東京36の開催情報はこちら↓

bunfree.net

なお、文学フリマ東京36に来場される際は「新型コロナウイルスへの対応について」もご確認ください。

(各見出しの頭にあるのはブースの位置を示す番号です)

【H-19】Kaguya Books『なまものの方舟/方舟のかおぶれ』(文庫化)と『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(既刊)

井上彼方さんによる生物SFアンソロジー『なまものの方舟/方舟のかおぶれ』が文庫化されました。A5版と同じく、「ぶるぶるちゃん、お顔を上げて」という短編と生き物のコラムを寄稿しています。火星生まれのアパトサウルスにまつわる、ひと夏の思い出の話です。表紙にもキュートな姿が描かれていますが、さらに文庫版ではタケダルーコさんにイラストを新たに描いていただきました!(文庫版、短編も追加収録されているそうです)

また、同じく井上彼方さんが編まれた『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(社会評論社)には、「人間が小説を書かなくなって」という短編が載っています。タイトルの通り、人間が小説を書かなくなったあとの世界を舞台にした、世界観の異なる8つの小さな物語です。

出店ブースのWebカタログはこちらです。

【H-41】トランジ『トランジ 死者と再会する物語』(新刊!)

新刊として、故人AI×不死化社会アンソロジー『トランジ 死者と再会する物語』を頒布します。第10回ハヤカワSFコンテストに文字通り連名で応募した連作短編集のパワーアップ版です。ゲンロン大森望SF創作講座の正規受講生・聴講生7人によって四百年の時間の中で世界各地を舞台に、生と死をめぐる七つのエピソードが語られます

私はエアホッケーの向こう岸」という短編を書きました。世界設定や各作品のあらすじなどの詳細はWebカタログをご覧ください!

【う-55~56】鴨川エッチ研究会『キミはボクの梅雨前線 石橋濡久アンソロジー』(新刊!)

新刊『キミはボクの梅雨前線 石橋濡久アンソロジー』に、エッチな小説を読ませてもらいま賞受賞作品アンソロジーの表紙でおなじみ、エチ賞イメージキャラクターの「濡れおじ」こと石橋濡久さんの掌編「照射」を書きました。

お品書きに写っているおじさんが石橋濡久さんです。アクスタも販売されるそうです。

販売ブースのWebカタログはこちら

【う-57】未確認電波帯『貝楼諸島へ』(既刊)

架空の島々を舞台にしたアンソロジー『貝楼諸島へ/貝楼諸島より』。こちらは2分冊になっているのですが、その『貝楼諸島へ』のほうに「跡地だった場所」という掌編を寄稿しています。失踪した友人をマッチングアプリで偶然見つける話です。

また、私は参加していないのですが、新刊のノンヒューマン歌唱アンソロジー『クジラ、コオロギ、人間以外』も気になります。

販売ブースのWebカタログはこちら 

追記:【H-36】サ!脳連接派・【お-02】カモガワ編集室『Rikka Zine vol.1 Shipping』(既刊・委託販売)

日本、ブラジル、インド、中国、韓国のSF短編小説プラス論考を載せたZINE『Rikka Zine』創刊号も、若干部、委託販売されるとのことです。

私は「きずひとつないせみのぬけがら」という短篇を寄稿しています。奇妙な蝉の抜け殻からはじまる、ひと夏の思い出の話です。

というわけで

以上、よろしくお願いいたします……!